DIY DIYのアイデア事例集

突っ張り式のディアウォールの盲点!壁面収納を安全簡単にDIY

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突っ張り式のディアウォールの盲点!壁面収納を安全簡単にDIY

部屋の壁面全体が収納になる大容量の「壁面収納」は、限られたスペースを余す所無く収納スペースとして使えることで人気です。
元から設置されている据え付け型の壁面収納をイメージされる方も多いですが、最近では後から設置できる組み立て式の壁面収納もネット通販を中心に手に入るようになってきました。
ですが、やはり壁面収納のような大きな家具ともなると、自分の住まいにフィットした使いやすいサイズが欲しくなるものです。

そこで、賃貸住宅でも壁や天井を傷つけない「ディアウォール」等を使った自分で作る壁面収納のDIYが注目されています。
お部屋の間取りや天井高に合わせてDIYできるので、通常の壁面収納家具よりもずっと自由度が高い点が魅力なのですが、実は見落としがちな注意点も有るのです。

壁面収納突っ張りDIYといえばディアウォール

壁面収納突っ張りDIYといえばディアウォール

突っ張り柱といえば「ディアウォール」という位、DIYアイテムとして人気が高いディアウォールは、特別な工具いらずで簡単に室内に柱を作れる便利なDIYアイテムです。

ホームセンターで手軽に購入できる
・2×4(ツーバイフォー)材
・1×4(ワンバイフォー)材
・2×6(ツーバイシックス)材
・1×6(ワンバイシックス)
などと組み合わせてディアウォールのパーツ(パッドやスペーサー、棚受け、中間ジョイントなど)を使い分ければ、非常に自由度が高い簡単DIYが可能です。

壁や天井に穴を開けたりネジやクギを使うことが無いので、賃貸のお住いでも安心してDIYすることができるというメリットに加え、
特殊な工具も必要ないという手軽さ、またSNSなどでもディアウォールを活用した壁面収納の作り方や参考となる動画、
おしゃれに空間をディスプレイした画像が多数紹介されており、
他の人の作品や使い方に関連した情報が簡単に手に入り、DIYがとても身近に感じられることも人気の理由です。

賃貸でもできる壁面収納OSAMARUの簡単DIY

ディアウォールで作る壁面収納は初心者向き?

簡単で手軽、そして既製品を買うよりも安価に自分の好きなデザインの壁面収納がつくれるディアウォールですが、初心者にも簡単におしゃれな壁面収納が作れるのでしょうか?

結論から言いますと、ディアウォールで満足のいく壁面収納を作ることは初心者には難しいでしょう。

しかし、簡単便利なDIYアイテムのディアウォールなのに、なぜ壁面収納を作ることが難しいのでしょうか?

独立した柱のディアウォールは大容量収納に向かない

標準的なディアウォールでは2×4材(38mm×89mm)を柱として使います。
2本のディアウォール柱を使用して、間に棚板を設置した場合の耐荷重は、ディアウォール専用棚受けを2個使用した場合で5kgです。

また棚板として使える奥行きのサイズは2×4材の奥行き89mmに加えて40mm以内となり、全体的な棚板のサイズは129mm(約13センチ)しかありません。
これはCD1枚がぴったり収納できる程度の奥行きサイズですから、書籍も文庫本やコミック程度のサイズとなります。また、500mlのペットボトルや
350mlの缶飲料などを置くことができますが、耐荷重は5kgなので重さには気をつけないといけません。

壁面の上から下まで余すところ無く、全面を収納にすることは出来ますが、現実的に大容量というものではなく、軽めのインテリア類を飾る棚として使うような用途に向いているのかもしれません。

4本柱のディアウォールなら安定性も収納量も向上?

奥行きや耐荷重が十分でない場合は、ディアウォールを前後に配置して、奥行きと安定性を増すように組み立てる事ができます。
平面に近い形の2本柱よりも、立体的な4本柱になることで、収納量も安定性も増強することが出来るのです。

壁際の2本の柱に並行する形で手前に2本の柱を設置し、それぞれに取り付けた棚受けを棚板にネジで固定します。
棚板を柱にネジ止めすることで、4本の柱が連結し安定性が増します。

棚板には奥行き350mm×横幅325mmの板を使用した場合、1枚の棚板の耐荷重も10kgと2倍に増加し、A4サイズの雑誌や書籍、1.5リットルのペットボトルやショルダーバッグ、帽子なども収納できる位のゆったりとしたスペースの壁面収納を作ることが出来ます。

同じ要領で自分のお部屋のサイズに合わせて、横に壁面収納を広げていくことで自分専用の壁面収納がDIYできるのです!

自分専用ディアウォールの壁面収納のお値段は?

壁面収納は部屋の壁一面を全部収納に出来る大容量収納が魅力ですから、上記のサイズの壁面収納を、6畳間のお部屋の壁面を壁面収納にした場合で考えて見ます。
6畳間の場合、7連結した横幅約2.6mの壁面収納がちょうどいいサイズですので、これをディアウォールで作った場合ではどうなるでしょうか?

1. 2×4材(38mm×89mm)高さ2400mm
・1本 2000円程度
1つの柱で奥側と手前側で2本使用するので、7連の8ヶ所の柱だと2×4材の費用は
【柱2本 × 8ヶ所 × 1本2,000円】で32,000円

2. ディアウォール上下セット
・1セット 1,500円程度
同じく柱1本につき1セットを使用し、使用箇所が8ヶ所あるので
【柱2本 × 8ヶ所 × 1セット1,500円】で24,000円

3. 棚板(厚さ15mm 奥行き350mm 幅325mm パイン集成材)
・1枚 700円程度
棚板は7段で、各柱の間に7枚つけるので
【棚板7枚 × 7ヶ所 × 1枚700円】で34,300円

4. ディアウォール棚受け左右2個セット
・1セット 500円程度
それぞれの棚に奥の柱2本と、手前の柱2本の、合計4箇所の棚受けディアウォール部品を取り付けます。
【各棚2箇所 × 棚板49枚 × 1セット500円】で49,000円

合計で【139,300円】となり、意外にも結構な金額になってしまうのです。
使用できる部分をすべてディアウォールを使って壁面収納を作ろうとすると、実はかなりの費用がかかってしまいます。

この他にも前後に並行するディアウォール同士を連結する連結金具やネジ類や、水平や垂直を測るための水準器、スチール製のL型定規などの金具や道具が必要となる場合があります。
特に、1箇所で4点のネジ止めを必要とする棚受けの取り付けは、全体で784本ものネジ止めをする必要がありますので、電動ドライバーは必須な道具と言えます。

そして、部屋の壁全体を壁面収納にする場合、全体での荷重は相当な重さとなりますから、組立作業には正確性が求められます。
すべての柱は床面に対して垂直に立てて、それぞれの棚板を支える棚受を歪むこと無くネジ止めして、棚板をすべて水平に保たなければいけません。
このような高度な作業は、初心者にはまず無理です。

ディアウォール以外での壁面収納DIYをみる

OSAMARUならもっと簡単に突っ張り式の壁面収納がDIYできる

OSAMARUならもっと簡単に突っ張り式の壁面収納がDIYできる

DIYのスキルがない初心者にとって、ディアウォールでの壁面収納は費用的にも難易度的にも、満足のいく壁面収納を作ることは難しそうです。

そこで、特別なスキルも、特殊な工具もいらずに、女性ひとりでも楽々に1時間程度で組み立てられる、突っ張りタイプの壁面収納OSAMARUをおすすめします。

誰でも簡単につくれる壁面収納OSAMARU

「突っ張り壁面収納OSAMARU」は、優良な国産木材を使用し、木材のプロフェッショナルによる設計でつくられた組み立て式の壁面収納です。

組み立ては非常に簡単で、タテとヨコのパーツを差し込んでいくだけ。
一番大きな7コマ×7コマのタイプでも、女性一人で1時間程度で完成してしまいます。
この最大のタイプは、前述の「ディアウォール7連結」と高さもコマ数もほぼ同じ壁面収納です。

女性一人で1時間で組み立てられるOSAMARUの組み立て方を動画でみる

こんなにシンプルな構造なのに、1コマ(325mm×325mm×350mm)の耐荷重はなんと30kgもあります。これは、レコードや大型本をギッシリ詰め込んでも、まだ余裕のある程の耐荷重性能です。

また、「突っ張り壁面収納OSAMARU」のデザインは、木の温かみを活かした無塗装のナチュラルテイスト。場所を選ばず、どんな空間にも自然と溶け込んでくれる色です。
更に、高度な設計技術により耐荷重を減らすこと無く、背板を無くしたオープン収納。
普通の壁面収納では隠れてしまうお部屋の壁紙をそのままに活かすことができ、どんなお部屋にも馴染むことができます。

簡単DIYの突っ張り式壁面収納OSAMARUについて詳しくみる

大切な安全面でも、転倒防止用アジャスター「ラブリコ」で天井と壁面収納OSAMARUの間をしっかり突っ張り固定します。
ラブリコは、壁面収納OSAMARUの各柱に取り付けることができますので、収納する物の重量によって、取り付ける数を調整して強度を増すこともできます。

転倒防止用アジャスター「ラブリコ」について詳しくみる

DIYの楽しみ広がる!突っ張り壁面収納はオーダーメイドも可能

DIYの楽しみ広がる!突っ張り壁面収納はオーダーメイドも可能

「突っ張り壁面収納OSAMARU」は国産木材を使用した木製の壁面収納ですから、ネジやクギを使ったフックの取り付け、転落防止版の追加DIYも簡単です。
もちろん、ネジやクギを使わない接着剤でも「木工用ボンド」を使うことができますので、工作感覚でとっても簡単!
ご自身のお部屋のイメージに合わせてペイントしてみるのも素敵ですね。

ベースとなる「突っ張り壁面収納OSAMARU」は、タテのコマと、ヨコのコマの数や、本体の奥行きも3種類から選べます。
更に、デスク付きのタイプや、テレビが収納できるテレビ開口部付きのタイプも用意されています!

組み立てやすい分割タイプも!人気の壁面収納OSAMARUをみる
デスク付きの突っ張り壁面収納OSAMARUを詳しくみる
65型も設置出来るテレビ開口部付きの壁面収納OSAMARUを詳しくみる

更に、それぞれの突っ張り壁面収納OSAMARUには
「高さカット」
「デスク横幅カット」
「R加工」
「両面化粧仕上げ」
「転倒防止アジャスター」
「開梱設置サービス」
の6つのオプションをご用意しています!

「高さカット」「両面化粧仕上げ」など、その他のオプションを見てみる

どうしてもお部屋の間取りにピッタリな「突っ張り壁面収納OSAMARU」が見つからない!
そんな時には既存商品をベースにしたオーダーメイド対応が可能です!
木材のプロフェッショナルへ是非ご相談ください。

自分専用の壁面収納OSAMARUオーダーメイドについて詳しくみる

突っ張り壁面収納OSAMARUをもっと楽しく便利にするオプションDIYグッズも続々登場予定です。ご期待ください!

壁面収納OSAMARUのDIYグッズを詳しくみる

自分の手で、自分の使うものを、自分の好きなように作れることがDIYの最大の魅力です。
使うことよりも、作ることや、その前の設計や想像のほうが楽しいことすらあるDIYですが、ある程度の経験やスキルがないと、なかなか思うようにはDIYが出来ないことも多くあります。

手作りのDIYにこだわり過ぎずに、簡単で安全なDIYである突っ張り壁面収納OSAMARUを活用し、自分の暮らしあった素敵なお部屋作りを楽しんでください!