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売れる書店は棚にこだわる!内装と陳列方法、本棚選びのポイント

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売れる書店は棚にこだわる!内装と陳列方法、本棚選びのポイント

「読者離れ」、「紙の本が売れない時代」と言われる昨今。街の小さな本屋さんが生き残れず、その一方で、大型書店はカフェを併設したブックカフェや、雑貨や家電を融合させた新しい書店が登場しています。
つまり、これからの小さな書店は、大型書店だけでなくネット販売や電子書籍に打ち勝つべく、独自の工夫や努力が必要になってくるのです。

では、「選ばれる街の書店」になるためには、何が必要でしょうか?
まず挙げられる方法は「棚にこだわる」ことです。小説や雑誌を陳列する棚は、本屋を象徴する什器。たかが棚1つではありますが、少しの配慮と工夫で、お客様がつい手に取りたくなる本棚にすることができます。売れる本屋になるために、この記事では、内装や、陳列方法、本棚選びのポイントをご紹介します。

ターゲットを想定し内装と棚作りに生かす

ターゲットを想定し内装と棚作りに生かす

売れる本屋は、書店を訪れる客層のターゲットを想定することがポイントです。

例えば、若い世代をターゲットにした書店「ヴィレッジヴァンガード」の場合を例に考えてみましょう。ヴィレッジヴァンガードの店内は、ランダムに設置された棚に、書籍や雑貨が所せましと陳列されています。

まるで迷路のような空間の中に、インパクトのある面白い書籍や雑貨。顧客の導線が長くなり、店内での滞在時間も必然的に長くなります。迷路のような雰囲気も宝探し感覚で、顧客はお気に入りの書籍を見つける心理につながります。流行に敏感な若者世代に支持されるように計算されているのです。

その一方で、ゆっくりとした空間で本を選びたい年配の方にとっては、煩雑すぎる、仕事の合間に本屋に立ち寄りたいビジネスマンにとっては本を選びにくい、子連れのママたちなどにとっては、子どもの気が散りやすいというマイナス面もあります。

つまり、「どんなお客様に足を運んでもらう書店にするか」客層のターゲットを絞ることが、売れる本屋を作る第一歩になります。ターゲットを絞ることができれば、書店に置く本の選定、さらには内装や本棚の配置場所、棚づくりに生かせるのです。

「陳列方法の工夫」で売れる書店の本棚に

「陳列方法の工夫」で売れる書店の本棚に

お客様の興味を引く本棚を作ることが、売れる本屋の鉄則。ターゲットを絞ることができれば、書店の要でもある本棚づくりに取り掛かりましょう。本の陳列方法を工夫することによって、書店の個性を打ち出すことができるのです。それでは、書店でよく見かける陳列テクニックをご紹介します。

平積み

表紙を上にして積み重ねるテクニック。話題の本や新刊を平積みにして顧客の興味を引く方法です。書店の特色や個性も出せるので、定期的に平積みする本を変える、手書きのPOPを添えるなどの工夫が必要です。また、本棚のブックエンドとして集めの本を置くパターンもおすすめ。本棚に並ぶ本にリズムがつき、オシャレに演出します。

面陳列

本の表紙をあえて見せるように、ブックスタンドに並べる方法です。実は多いのが「本は表紙で選ぶ」という人。目に入った瞬間に「面白そう」と思える表紙に出会えたら、一度は手に取りたくなるものです。ビジネス書などは、新鮮でささるタイトルの本、絵本や写真集のような美しい表紙の本などは、あえて表紙を見せて並べてみると良いでしょう。

複数個所陳列

書店で一押しとなる本を中心に一つの本を色々なコーナーで陳列する方法です。一つの本が複数に置かれることで、顧客は書店内で何度もその本を目にすることになります。自然と顧客の記憶に残り、手に取りやすくなるのです。「これだけ押している本なら一度読んでみようか」という購買意欲にもつながります。

多面陳列

一つの本の複数面を見せて展示する陳列テクニック。表紙だけでなく裏や背表紙、中身まで、その本の特徴を余すことなく見せる手法です。プレミアム感が増すのと、書店の本へのこだわりを顧客に見せることができます。

棚は素材と色味にこだわる

ここまで、本の陳列方法についてご紹介しました。売れる本屋にするためには、「棚選び」も重要なポイントです。本を陳列するための本棚ですが、本屋の印象を決める大事な要素になるのです。

まず本棚の素材と色味は吟味しましょう。本棚ラックとしてよく見かけるのが、ステンレスラック。比較的安価で手に入り、多くの本を陳列することができるので、開店時のコストを抑えたい書店では選びやすい棚といえるでしょう。

しかし、無機質なイメージのステンレスラックを設置すれば、一気に堅苦しい書店の雰囲気に。図書館や書庫のイメージにつながり、居心地のいい空間とかけ離れてしまいます。やはり、おすすめは「木目素材」の棚です。自然の木を使った本棚は、どんな書店にも馴染みやすく、リラックスした空間につながります。

また、棚の色味も重要なポイント。棚の色は薄めの色や、ナチュラルな色がを選ぶと良いでしょう。理由としては、地味な色だと顧客の目に止まりにくいため、本の表紙の多くは目に留まりやすい配色でカラフルにまとめられています。そのため棚が濃い色であれば、主役の本が目立たなくなる可能性があるのです。また、明るい色だとほこりや汚れが目立たないという点もメリット。本棚は、優しい色合い・ナチュラルなアースカラーを選ぶと効果的です。

カスタマイズできる本棚がおすすめ

実際に書店を運営する中で、もう一つ大切なポイントがあります。それは、常に顧客ニーズに合わせて変化をしていくということ。
開店前にターゲットを設定し、理想の本棚を置き、陳列を工夫するだけで満足してはいけません。書店を運営する中で、顧客のニーズを常にキャッチし、それに合わせて、販売する本や店の雰囲気、内装まで変えていく必要があります。
顧客が多いエリアには椅子やソファを置く、特設コーナーを作れば、モニター画面を設置して本の宣伝をする、奥に行く人が少なければ、レイアウト変更するなどです。

この点、大型の棚や展示台などは一度設置したら動かしにくいので、可動式のタイプやカスタマイズ可能なものを事前に選んでおくことがおすすめです。店内改装が手軽にできれば、顧客も飽きずに何度でも足を運びたくなる本屋になるはずです。

書店に最適な棚「壁面収納OSAMARU」

書店に最適な棚「壁面収納OSAMARU」

本屋に最適な本棚をご紹介します。壁面収納「OSAMARU」です。置きたい場所に合わせて、幅や高さ、奥行きを調整、注文できる本棚です。

本のサイズは一律ではなく、種類によってそれぞれ異なるもの。OSAMARUは、文庫本、マンガ本、A4サイズの大型本まで、それぞれ本のサイズに合わせた本棚をオーダーすることができます。

例えば、巻数の多いマンガ本を陳列するとき、一般的な本棚であれば、漫画の上に無駄な隙間ができてしまいがちです。その点、マンガ本の収納に最適な「奥行18cm・ヨコ7コマ」のOSAMARUなら、無駄なスキマを作らないので最大で1470冊ものマンガ本を収納できますよ。一コマごとに収納できるので、ブックエンドなしでもきっちり陳列可能。

また、1コマ当たりの耐荷重は約30㎏なので、漫画本であれば1コマ100冊詰め込んでも強度は問題なし。別売りの転倒防止アジャスターを追加すれば、さらに転倒などの安全対策もばっちりです。

そして、OSAMARUの「コーナー用収納」で壁と壁のスキマを本棚として活用する、テレビやモニターを壁面収納に組み込むなどのアレンジも可能です。必要に応じて、カスタマイズできる点は魅力です。

大型家具でありながら、施工業者による工事は不要。付属のレンチのみで組み立て可能なので、壁や床に天井に穴をあけることなく1人で簡単に組み立てできます。業者に頼まないで自分で設置できる点で、設置費を節約できる上、模様替えが必要になった場合も気軽に対応できるので、まさに書店にぴったりの製品です。

OSAMARUは天然木材を使用したナチュラルなホワイトブラウンカラー。どんな空間にもなじみやすく、木材の匂いと温かみを感じる空間へと演出します。また訪れたくなる居心地の良い書店になるはずです。

書店に最適な本棚タイプはこちら

ターゲットに刺さる陳列を、壁面収納OSAMARUで

ここまで、売れる書店になるために、内装、陳列方法、棚選びについてご紹介しました。本屋にとって要となる「棚」。簡単に買い替えることができないものではないので、よく考えて購入する必要があります。ある程度は初期コストがかかったとしても、書店の印象を底上げするものや、収納力や耐久性に優れた上質なものを選ぶことが重要です。

OSAMARUの棚があれば、効率よくたくさんの本を収納でき、お客様にとって居心地がいいと感じる書店になるはずです。

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