DIY DIYのアイデア事例集

ウォールニッチを後付けDIY!

DIY
壁面収納アイデアで『収納のある壁』「ウォールニッチ」をDIY

おうちの壁につくられる、くぼみ型の飾り棚「ウォールニッチ」。
ちょっとした雑貨や小物を置けるサイズのものから、スパイスラック、収納棚を兼ねたものまで様々あります。
シンプルで洗練されたそのデザインは、モダンを超えて「近未来」すら感じさせます。素敵なデザインに惚れ惚れしてしまいますね。

その歴史はデザインの目新しさからは想像できないほど古く、その発端は意外にも古代ローマまで遡る由緒あるものなんです。
いにしえの意匠を受け継ぐ「ウォールニッチ」、室内インテリアの上級者なら一度は使ってみたいですよね。

そんな「ウォールニッチ」、最近はDIYで自作する方も増えてきたようです。
普通はお部屋の設計段階で組み込んでもらうか、壁に穴を開けて作るしかないので、「ウォールニッチ風」の「飾り棚」を自作される方が多いんだとか。
流石に自分で壁を打ち抜いてウォールニッチを作るのはハードルが高いですよね。

しかし、壁面収納を使った「後付け」で「穴をあけず」にウォールニッチを作れるアイデアがあるんです!
組み立て・分解が簡単な壁面収納を使えば、壁に傷をつけることもなく、賃貸マンションでも設置することが出来ます。
さっそく、ウォールニッチのDIYアイデアを見ていきましょう。

穴を開けずにウォールニッチをDIY

壁に穴を開けるのが難しいなら、いっそ壁を新しく作ってしまってはどうでしょうか。
ここからは壁一面の壁面収納で「壁」をつくり、一部の収納スペースを開放させることでウォールニッチを作るアイデアをご紹介します。

ウォールニッチ化するのに適した壁面収納の条件とは?

「壁」として使う壁面収納は、慎重に選ばなければなりません。
必ず、下記4つの条件を満たすモデルを使いましょう。

  • シンプルな構造
  • 壁を天井付近まで覆える高さがある
  • パーツでのカスタマイズがしやすい
  • 部屋を傷つけず簡単に組み立て・分解ができる
  • お部屋を圧迫しすぎない「薄型」タイプ

これらの条件を満たしつつ、ウォールニッチ作りに最適なのが【壁面収納OSAMARU】です。
たくさん種類がありますが、今回はウォールニッチにするのに最適な、天井高に近い高さ240cm(縦10コマタイプ)と、奥行き18cmの薄型タイプを選びましょう。

奥行き18cmの壁面収納OSAMARUの「壁面収納 薄型」はこちらから

ウォールニッチに置くモノの高さに注意!

奥行き18cmの薄型タイプはウォールニッチの1コマの高さが「21.5cm」になります。
ウォールニッチに収めたいモノの高さがある場合は、1コマの奥行き25cmのタイプを選びます。
1コマの奥行き25cmのタイプでは1コマの高さは32.5cmもありますから「A4サイズ」の額縁のアートや、「八つ切」サイズの写真、ワインボトルなどが余裕をもって飾ることができます。

ここからは具体的な作り方をご紹介します。

  • 1)壁面収納を組み立てる・配置する

まずはウォールニッチを作りたい場所の採寸をしましょう。
床から天井までの高さを測り、寸法に合った壁面収納を組み立てていきます。
しっかりと固定して壁になってもらうために、別売りの転倒防止アジャスター「ラブリコ」でがっちり固定することをおすすめします。

ラブリコは「突っ張り」タイプの転倒防止用アジャスターです。
壁面収納の高さを「天井-75mm」の高さに調整すれば設置可能です。必要に応じて高さカットして調整してくださいね。
壁面収納の両端に固定してジャッキを回せば、お部屋を傷つけることなく大型家具を固定することが出来ます。

一人でも組み立てが簡単な「壁面収納OSAMARU」の組み立て方はこちら>
安全に傷つけず設置!アジャスター「ラブリコ」について詳しく見る>

「ラブリコで固定して地震&転倒防止対策!」

  • 2)ワイヤーフェンスで補強する

そのまま壁面収納に壁紙を貼り付けると、強度面ですこし不安があります。
簡単に剥がれてしまいますし、少しぶつかっただけで破れてしまうかもしれません。

極力補修しなくとも済むように、壁紙を貼る部分を補強していきましょう。
使用するのは農作物を守るためなどに使われるワイヤーフェンス。屋外での使用を想定しているので強度はばっちり。
1.2m×20mで5,000円程度でホームセンターなどで購入できます。隙間が少ないタイプを選ぶのが壁の強度を上げるポイントです。

取り付ける際には、丁寧にビスやホッチキスを使って等間隔に固定します。
はじめに壁面収納全体を覆ってしまい、ウォールニッチをにしたい部分をペンチで切り抜くと簡単に下準備ができます。

  • 3)天井付近にもこだわりDIY

OSAMARUの壁面収納の高さは最大240cmと、一般のご家庭の天井(240~250cm)ギリギリまで届きます。
天井と壁紙の色が異なる場合もありますので、どちらに合わせるかはお好みです。

せっかくDIYするのですから、ちょっと一工夫することをおすすめします。
天井付近に「障子紙」を貼って、壁面収納の最上部に「LEDライト」を置けば、「天井間接照明」に早変わり。

ここで置くLEDライトは、リモコンで遠隔操作できるタイプを選んでください。
消費電力の少ないLEDライトによる間接照明は、障子紙を通してより柔らかい優しい光となります。

普段使っている照明を落として、間接照明だけを点けてみるのもいいですね。お部屋の雰囲気によって、照明カラーを変えてみても◎。
簡単にお部屋の雰囲気を変えることができる優れものです。

ウォールニッチの置き方アイデア例

次に、ウォールニッチをどのお部屋に置くか、どんな使い方ができるのか、具体的なアイデア例を見ていきます。実際にDIYするときの参考にして下さいね。

ウォールニッチで「リビングルーム」をDIY

憩いの場であるリビングに、ウォールニッチを置いてみましょう。
「テレビ開口部付き」タイプの壁面収納を選べば、ウォールニッチのTV台を作ることもできます。

テレビ開口部部分を使って、大きめのアートを展示しても◎。
複数の収納スペースをウォールニッチとして開けておき、インテリアアイテムや間接照明をおいてもオシャレです。

「TV開口部付き」壁面収納OSAMARUについて詳しく見る>

ウォールニッチでダイニングバーカウンターをDIY

ウォールニッチを作れば、ダイニングやキッチンの雰囲気も一新できます。

例えば「デスクカウンタータイプ」を骨組みにすれば、おうちにバーが簡単に作れます。
カウンターの上やウォールニッチ部分には、間接照明やお酒のボトルを置いて。
奥行き450mm、最大横幅2400mmの広々カウンターでは、カクテルを作るためのリキュールやスピリッツ、シェイカーなどの道具もたっぷり広げられますよ。

おすすめの設置方法は、部屋の角の壁から「人が行き来出来るスペースを開けて」設置する方法。壁際に新しい壁が出来るような状態ですね。
この方法では、ウォールニッチの裏面を「バックヤード」として利用することができ、直射日光を避けて保管したいお酒類の避難場所としてピッタリです。

お客様が遊びに来たときは、カウンター前にチェアを置いて、お酒を提供してみるのもいいですね。
やってみたい!という方は大きな開口部付のタイプを選びましょう。そうすればバックヤード側からでもコミュニケーションできますよ。

お酒を収納するのに適しているのは「奥行き35cm」のタイプです。
このタイプなら、ボトルを縦置きでも横置きでも収納出来、元の壁にそわせてピッタリ設置しなくても奥行きがあるので安定感があります。

壁面収納OSAMARUの「デスクカウンター」について詳しく見る>

収納スペースを隠して作る非日常感

壁面収納は「収納スペースが多い」というメリットが魅力ですが、ウォールニッチとして使うと、いくつかのコマは使えなくなってしまうもの。
「収納も無駄なく使いたい!」という場合には、「バーカウンター」と同じく人が通れるくらいのスペースを確保してOSAMARUを設置するのがおすすめです。
ウォールニッチの裏側に通路を作ることで「裏面収納」をたっぷり確保することができます。

すこしお部屋の床面積を圧迫してしまいますが、壁面収納の収納量を余すことなく使えれば「床に置く荷物」が大幅に減るので、むしろ広々と使えるように。
見せたくないモノを見せずにすむ「裏面収納」を活用すれば、「生活感の少ない」お部屋をデザインすることも簡単になりますね。

ウォールニッチでショールームをDIY

これまでご紹介してきたウォールニッチですが、もともとは彫像や花瓶など、芸術品を置くために作られたのをご存じですか?
ウォールニッチはそこに置くアイテムを美しく見せる演出方法の一つといっても過言ではありません。

こだわりのアイテムは、空間と調和するようにディスプレイしてこそ。
壁と一体化しているウォールニッチなら、一般的な飾り棚では出せない統一感をだすことができます。

ここからは物をディスプレイし、魅力を伝えるショールームをウォールニッチで作るアイデアをご紹介します。

レンガを使って奥行きを調整

本当の意味での統一感は、収納が置くものにフィットしていなければ出せません。
例えばフレームの厚みが10cmの絵画を掛けるなら、収納の奥ゆきは15cm程度が特に綺麗に見えます。
壺や陶器などの置物を飾るなら、30cm近い奥行きは必要です。

そこでおすすめなのが、レンガを使ってウォールニッチの奥行きをおしゃれに調整する方法。
ウォールニッチのコマにレンガを積み上げることで、アイテムに合わせて奥行きをアレンジできるようになるのです。
壁面収納OSAMARUの1コマは「タテ325mm×ヨコ325mm×奥行き350mm」のブロック型。
これを埋めるには、「おなま」と呼ばれるタイプがフィットします。

おなまは210mm×100mm×60mmの規格ですから210mmの面と100mmの面を交互に並べ、5段積み上げればOSAMARUの1コマをほぼ隙間なく埋めることができます。
スキマが気になる場合、安定感を増したい場合は専用の接着剤などを使いましょう。
これなら、飾りたいアイテムに合わせた奥行きが自由に作れますね。

間接照明で「影を楽しむ」

ウォールニッチのインテリアの醍醐味は、「光」であり「影」です。
照らす角度や強さによって飾ったアイテムは豊かな表情を見せます。
くぼみの中で照らす光は外から見ると四角く切り取られ、なんとも幻想的な雰囲気に。

壁面収納OSAMARUは四隅以外に背板がない構造なので、裏側から照明のコードをつたわせることも簡単です。

「難しい」を簡単に。シンプルな構造の壁面収納OSAMARUだからこそできることです。
この壁面収納のアイデアがあれば、壁に穴をあけずともウォールニッチをDIYすることができますね。

壁面収納OSAMARUを使って、これまではあこがれていてもつくれなかった、ハイグレードで高級感あふれるお部屋空間をデザインしてみてください。

よりぴったりサイズのものが欲しい方は、オーダーメイドもおすすめ。無料でお見積していますので、よろしければご相談ください。

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