アーティスト アーティストのアイデア事例集

楽器は自宅の「本棚」を使って収納!楽器や機材の保管方法は?

アーティスト
楽器は自宅の「本棚」を使って収納!楽器や機材の保管方法は?

楽器や関連アイテムが増えるほど、困るのが収納問題です。

小さな機材でも意外とスペースをとり、楽器の種類が多ければ、それだけ形も違い整理が難しいものです。
また、楽器が増えると同時に、本棚には細かな備品もあふれていくもの。マイクや録音機器、ヘッドホン、ギターピックやチューナーなど、整理してもきりがありません。

加えて、デリケートな楽器は、保管する環境にも注意する必要があります。一つの選択肢として、トランクルームサービスを使って預ける方法もありますが、経済的負担もかかる上、演奏したい時にすぐに触れない点が大きなデメリットです。

やはりできることなら大切な楽器や機材は自宅で保管を選びたいもの。

本記事では、楽器を自宅で収納する上での注意点と、楽器や機材、細かな音楽機器までまるごと保管できる本棚についてご紹介します。

大切な楽器を自宅の本棚に収納する!適した環境と注意点をご紹介

楽器は、保管環境が悪いと音の劣化が進んでしまう繊細なもの。「自宅の本棚で保管は難しいかも…」と思われる方も多いかもしれませんが、3つのポイントに気を付ければ自宅での本棚での収納が可能です。

それは、「湿度・温度・直射日光」です。

中でも、特に注意したいのが「湿度」。湿度が高いことによって、金属楽器のサビや、木製楽器のカビが発生する恐れがあります。

楽器を保管する上では、40%~50%の湿度が理想的。特に梅雨時期や海辺近くの環境、雪の多い地域においては、除湿器やエアコンの除湿機能を利用することで、最適の湿度が保たれるように配慮しましょう。

次に「温度」は、15℃~25℃が理想と言われています。

特に楽器は急激な温度変化に弱く、ひびが入る、塗装がはがれる、キーバランスを崩すなどのダメージにつながる恐れがあります。真夏や真冬は空調などで適切な温度管理をしましょう。

温度が急激に上がってしまう「直射日光」はもちろんNG。楽器の破損にもつながるので、遮光カーテンを取り付ける、直射日光が当たらない場所に楽器を収納する本棚を設置することがおすすめです。ケースの中に入れていても、中の楽器のダメージにはつながるので注意が必要です。

楽器の種類別お手入れ方法と保管方法

前項でお伝えしたように、どんな楽器でも「湿度・温度・直射日光」に注意することが保管の基本です。ですが、楽器類のお手入れ方法や収納方法は種類に応じて異なります。

では、楽器のお手入れ方法と保管方法について種類別にご紹介します。

木管楽器【クラリネット・オーボエなど】

木管楽器で最も注意しなければいけないのが「湿気」です。

まず、収納する前には、管内の水分をよく拭き取りましょう。金管・木管楽器には、フェルトや動物の皮でできた「タンポ」という箇所があります。

特にタンポはデリケートなので、タンポとトーンホールの隙間の水分はしっかり拭きとって収納しましょう。

タンポは長期間放っておくと乾燥して固くなり息もれの原因につながる、湿度が高い場所で保管すると、タンポにカビが生えたり、虫食いが発生したりすることもあります。ケース内に入れる乾燥剤は、除湿と加湿両方ができるタイプがおすすめです。

また金属部分は、手の皮脂や汗がつきやすいので、しっかりと拭きとることで金属部分のサビを防ぐことができます。

金管楽器【フルート・トランペットなど】

金管楽器で特に注意したいのが「サビ」。

一部についたサビも、発生すれば一気に広がってしまいます。こちらも木管楽器と同様に、保管前に水分や脂はしっかりと取り除くことが大切です。

また、サビを防止するため、1か月に1度オイルやグリスを塗るメンテナンスが必要です。保管時は、袋タイプになっている変色防止グッズの中に入れる、また楽器用の湿度調整シートを使用するといいでしょう。

他の楽器と同様に、高温多湿な場所を避けて保管します。

また、金管楽器は、木管楽器と違い分解して水洗いができます。
半年に1度の頻度で、専用クリーナーで洗い、しっかりと乾かします。この時、コルク、フェルト、ゴムの部分は外すか、保護をして洗浄してください。

h3-3 弦楽器【ギター、ヴァイオリン】

ギター

収納する前は、汗や手垢を拭き取り、サビや劣化を防ぎます。

またギター保管時に大切なのが、「弦を緩めること」。ペグを1・2回半ほど回すのがポイントです。弦を張っている状態では1本に対し80kgの圧力がかかっているといわれており、そのままの状態で収納すると、ギターが反り返る恐れがあるのです。

保管時は、できるだけケースに収納し、ケースのグリップを上にして立てかけた状態で保管します。複数のギターを持っている場合も同様です。

間違っても横置きで積み重ねて保管しないようにしましょう。こちらも、高温多湿な場所は避けて保管します。

湿気の状況によっては、指板や表面板が割れる、弦がサビる、アコースティックギータ―の場合は音に影響するなどのトラブルに発展する恐れがあります。

ヴァイオリン

ヴァイオリンのお手入れは、拭くことが基本。

ネック、あご当てなどは、特に手垢や汗がつきやすい部分なので、専用のクロスで、しっかり汚れを拭きとりましょう。弦と指板は、エタノールを少しつけたティッシュで拭き汚れを落とします。

またヴァイオリンは定期的にメンテナンスが必要な楽器。

弓は半年に一度、弦は1年に1度変えるといいでしょう。

ヴァイオリンは繊細な楽器なので、長期間保管する場合は、一度専門店に相談することがおすすめです。自分で管理する場合は、まず弓と弦を少し緩めてから保管します。弦は、駒が倒れない程度に緩めるのが目安です。

またヴァイオリンケースは、湿度の低い日に一度日陰干しをして湿気を取り除きます。その後、ホコリやごみを掃除機で優しく吸い取ってから保管します。

こちらも高温多湿は避けて収納しましょう。乾燥剤を使うと効果的ですが、楽器に直接触れないよう、ガーゼなどで保護をしてから入れてください。

細かな楽器関連機材の収納・保管はどうする?

細かな楽器関連機材の収納・保管はどうする?

楽器を使用する上で、増えていくのが細かな楽器関連グッズ。
録音に欠かせないICレコーダーやヘッドホン、コンデンサーマイクなどです。これらの音楽機器も楽器と同様に繊細なので、温度変化やホコリなどで故障につながる、寿命を早めてしまう可能性があります。

楽器関連機材も適切なお手入れと保管が大切。よく使う代表的な機材のお手入れ・保管方法についてご紹介します。

ヘッドホン

ヘッドホンの故障は、コードの断線やヘッドセットの劣化が原因である場合が多いです。

収納時に気を付けるべき点は、コードをきつく結ばず、ヘッドセットを合わせて保管しないということ。

ヘッドホンをつるして収納する方法もありますが、ホコリがかぶってしまう可能性があるので、やはり専用カバーやケースに収納するのがベストです。ヘッドセットの水分や汚れを拭きとってから収納し、高温多湿は避けて保管します。

コンデンサーマイク

コンデンサーマイクは、カビやすく錆びやすい素材でできているため、一度カビると音質低下につながります。

水分を取り除くことが一番大切です。保管するときは、購入時についてあったハードケースに乾燥剤を入れて収納するのがベスト。

ただし安価なものでハードケースがない場合は、ジップロックや密閉できるタッパーで代用できます。この時もシリカゲルなどの乾燥剤と一緒に収納しましょう。

スピーカー

スピーカーはそのまま設置したままではNG。精密機器であるスピーカーは定期的にお手入れしなければ、音質に影響が出てくるためです。

お手入れの仕方としては、乾いた雑巾でほこりを落とすことが基本。サランネット(スピーカーにかぶさっているスポンジのようなネットの部分)を外し、ホコリを拭きとった後、エッジの部分のホコリを優しく拭き取ります。

高温多湿の場所を避けて、コンセントを抜いた状態で保管してください。

楽器や音楽関連機材はまとめて本棚で収納する!

楽器や音楽関連機材はまとめて本棚で収納する!

ここまで楽器と細かな関連機材のお手入れ方法と保管方法についてご紹介しました。

前述の通り、どの楽器も音楽関連機材も大変繊細です。お手入れを怠ったり保管方法を間違えてしまうと、故障や音質低下につながってしまいます。

値段も高価なものが多いので、注意して管理する必要がありますね。

ただし、たくさんの楽器や機材を持っている人にとっては、全ての楽器や機材のメンテナンスに時間を割けない場合も多いのではないでしょうか?

そういった方は、少なくとも保管環境を整えることだけは基本として行いましょう。楽器のための保管環境とは、冒頭でお話したように「湿度・温度・直射日光」を避けて保管するということです。

どんな楽器や機材も、保管に適した環境は同じ。高温多湿と直射日光を避けた場所にまとめて保管すればいいのです。ただし、形の違う楽器や、大量の機材をまとめて収納するとなると、大容量の収納場所が必要です。
ただし、湿度が高くなりやすい押し入れは避けた方がいいでしょう。トランクルームは長期間保管する場合にはおすすめですが、頻繁にお手入れがしにくい点やコストがかかる点でマイナスです。

やはり、練習部屋に楽器や機材をまとめて収納できる大容量の本棚を設置し、自身で保管環境を整えることがおすすめです。
楽器と機材をまとめて収納できる本棚があれば、練習したい時にすぐに手に取ることができる上、整理整頓も簡単です。ピアノなどの大型楽器も同様の環境におけるので、空調などのコストも最低限で済みますね。

壁面収納OSAMARUで自宅にあなただけの音楽スタジオをつくりましょう

壁面収納OSAMARUで自宅にあなただけの音楽スタジオをつくりましょう

楽器や、機材を収納できる本棚をお探しなら、壁面収納OSAMARUが最適です。

OSAMARUは置きたい場所に合わせて形状や幅・高さを自由に選んで注文できる本棚。収納したいモノに合わせてカスタマイズできるので、楽器のスペースに合わせた収納棚を作ることができます。

OSAMARUは扉のない「オープン収納」であるため、風通しもよく湿気がこもりにくいため繊細な楽器や関連機材の収納に最適です!直射日光が当たらない位置に設置するか、オプションで後付けできる扉を設置すれば、楽器への影響も心配いりません。

OSAMARUは天井いっぱいまで本棚を設置できるので、とにかく収納力抜群。スピーカーや小型の楽器はケースごと収納できる上、関連機材は1つのコマにまとめて収納することも可能。

練習部屋に散乱しているヘッドホン、ギターピックやチューナー、弦交換用の工具などすっきりひとまとめにできますよ。

本棚としても活用できるので、楽器収納スペースの上下の段に楽譜や大事な書類を置くことも。CDやレコード、自分のライブ録音なども一緒に収納することができるので、音源を随時チェックしながら創作活動に没頭できますよ。四隅以外背面版のないオープン型だから、スピーカーなどのコード配線も簡単。

また、OSAMARUは木材を使用したナチュラルテイストもポイント。

どんな空間にも馴染みやすくインテリアとしても秀逸です。壁面収納にお気に入りのアーティストのポスターや自身のライブ写真など飾ることができ、特別な音楽空間を創出します。

OSAMARUはデスクカウンター付のタイプも選べるので、音源の編集が必要な場合や、DTMでの作曲を行う場合のPC台としてもぴったりです。

省スペースでコンパクトに、大量の機材を収納できるので、作業効率も上がり音楽活動に集中できるのです。楽器も関連機材も楽譜もCDもまるごと収納できるOSAMARU。理想の壁面収納で、あなただけの音楽空間を自宅に作りましょう。

楽器収納に最適な壁面収納OSAMARUはこちら

OSAMARUに楽器を収納・整理して自分だけの音楽空間を

本記事では、楽器と楽器関連機器のお手入れ方法・保管方法についてご紹介しました。

楽器や音楽機器はとにかく繊細です。メンテナンスを怠ったり収納環境を間違えると破損や音質低下につながります。今回ご紹介したことを参考に、ぜひ適切な管理を行って演奏を楽しんでください。

また、自宅で保管環境を整えるには、楽器類をひとまとめに収納できる本棚が必要です。ぜひ、OSAMARUで適切な楽器の管理をして、自宅にあなただけの音楽スタジオを作ってみてください!

【要予約】東京都港区のショールームで実物を見る

1人でもOK!壁面収納OSAMARUの組み立て方